スウェットって実際のところ、
「スェット」って言ってませんよね。
「スエット」って言ってるでしょ。

だって店員も「スェットいかがですか」って言ってないでしょ。
スウエットって書いておきながら、
スウェットってだれ一人言ってないんですよ。

スエットでいいんですよ。スとエの間のウは
いらないんです。誰もそのを発音してないです。

どうでもいい発見です。ですね!


いいじゃないですか。
あえて読まないのもおしゃれな気がします。


いかがお過ごしでしょうか?アレクサンドラ・トルソワです。


さて、今回の小話はそのスエットです。
このスエットって結構昔からあるのご存知でしょうか?
私が読んだ20世紀のアメリカンワーク系の写真集に
スエットを着て作業する人の姿の写真を見たことがあります。
1900年代前半だと思います。歴史あるウエアの一つです。

自分はスエットというと、
Tシャツと同じでいいものを買わないと
ダルダル君になってしまうという危機感が常にありました。

そういうわけで長らくはスエットを避けていたのですが、
ジーンズを中心に本格アメカジブランドの商品を
着用するようになってからは、作りが違うことを認識するように
なったので、バズリクソンズ、ウエアハウス等の
スエットを着るようになりました。

数年着た感想を述べますと、
長所は非常にしっかりしていて、かなり暖かい。
それらの大体がコットン100%。

そして、短所は「縮む」というところでしょうか。
両者ともぴったり目で購入したのですが、
数年経つと腰のあたりがスースーする
ようになりました。確かに古着のスエットなどは
表記のサイズから考えると、かなり縮んでいたりしますよね。


着こなし的にはそれのほうが良い場合もあるかと思います。



しかし私、


寒暖差に年々弱くなっている、

という事実がある。



「次回、長く着るならぴったり目よりもワンサイズ上がいいな」


そうした経験を経て、数年前、別のブランドからスエットを
購入しました。

HINOYA ヒノヤ SET-IN CREW NECK SWEAT SHIRT 

とても頑強でうどんのようなコシがあり、暖かい、
それでいて経年変化も楽しめる、とのこと。
低速台丸機で作られたスエットです。価格他のブランドだったら
まだ高いかもしれないです。


お客さんやスタッフの要望を参考に作られたそうです。



いいじゃないですか。



うん、これはあの「大勝軒」の山岸さんが若い頃、
「まかない食」として、つけ麺(もりそば)を食べていたら、
見ていた客が「それいいね。食わせてよ」といって
始まった名物「もりそば」の誕生に似てるとちゃいますか?


強引な連想ですか?
まあいいじゃないですか。購入の決め手になったんでね。


ようするにこれは
「まかないスエット」なのです。

着心地はバズ、ウエアハウスよりはコシがあって丈夫そう。
生地はもっと濃密な感じです。もしかして風を通さないんじゃないか
という気がしてしまいます。通すだろうけど。
見た目と中身は結構違っていて良い意味で軽く驚きがありました。
そして長く付き合えそうです。


他と同じ女と思ってたが、実際に肌を合わせたら違う女だった。


何言うてまんねん。


ー名品は相応の品質と価格とアメイジングから生まれるー



そんな予感がする一品です。

※今回は商品リンクです。自分の画像は掲載したくなかった。